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クリシュナムルティの智慧 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-03-06

知識は過去である

| 知識は過去である - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 知識は過去である - クリシュナムルティの智慧 知識は過去である - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


K――「知る」という言葉。私はあなたを知っているでしょうか。あるいは、知っていたでしょうか。私は、自分はあなたを知っている、とは実際上けっして言えません。「私はあなたを知っている」「私はあなたを知っていた」などと言うのは、はなはだいまわしいことです。私がそう言っているあいだにも、あなたは変化している――あなたのなかでは、大きな運動が進行しているのです。私はあなたを知っている、と言うことは、あなたのなかで進行中の運動を私がよく知っていること、それを熟知していることを意味します。ですから、私はあなたを知っているなどと言うのは、あなたに対する私の側の厚かましさというものです。


S――たしかに。


K――ですから知ること、知識は、過去のものです。そう思いませんか。


B――そう、われわれが知っていることは過去だ、と私も思います。


K――知識は過去なのです。


B――なのにわれわれがそれを現在だとみなすところに危険があるのです。危険なのは、われわれが知識を現在だと思いこむことです。


K――まさにそのとおりです。


【『生の全体性』J・クリシュナムルティ、デヴィッド・ボーム、デヴィッド・シャインバーグ/大野純一、聖真一郎〈ひじり・しんいちろう〉(平河出版社、1986年)】