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クリシュナムルティの智慧 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-04-20

「昨日」は「観察者」である

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 別の言い方をしてみましょう。

 人は過去に生きています。あらゆる知識は過去のものです。

 人はそこ、起こったことのなかで生きます。

 人生は起こったことのなかにあるのです――「私であったもの」と、そこから生ずる「私がなるであろうもの」とのかかわりをもつ起こったことのなかに。

 人の生というのは、本質的に昨日に基づいているのですが、「昨日」というのは、私たちを感受性の鈍いものにし、私たちから汚れのなさや感じやすさという能力を奪うのです。

 ですから「昨日」は「観察者」なのです。

「観察者」のなかには、意識はもちろんのこと、無意識からなるあらゆる層もあります。

 人類全体が、私たちひとりひとりのなか、意識と、より深い層である無意識双方のなかにあるのです。

 人というのは何千という年月の結果です。

 私たちひとりひとりのなかに深くとどめられたその年月とは――そのなかを探り、そのなか深くに入りこむ方法を知っていれば見いだせるように――過去の全歴史、全知識なのです。

 だからこそ、自己認識が非常に重要なのです。(ブランダイス大学での講話)


【『あなたは世界だ』J・クリシュナムルティ/竹渕智子〈たけぶち・ともこ〉訳(UNIO、1998年)】


あなたは世界だ