Hatena::Groupkrishnamurti

クリシュナムルティの智慧 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-09-30

説明する心理

| 説明する心理 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 説明する心理 - クリシュナムルティの智慧 説明する心理 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 説明は、たえず思考という嵐の海でのたうちまわっている精神にとって、安定の錨になる。


【『気づきの探究 クリシュナムルティとともに考える』ススナガ・ウェーラペルマ/大野純一訳(めるくまーる、1993年)】


気づきの探究―クリシュナムルティとともに考える

2010-09-29

寛容と非寛容の相対的な関係

| 寛容と非寛容の相対的な関係 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 寛容と非寛容の相対的な関係 - クリシュナムルティの智慧 寛容と非寛容の相対的な関係 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


シュアレス●ただし教会は、現在、やや好戦的ではなくなったと思いませんか? 偉大な宗教の頭首たちは、祭式の中身よりも人類の同胞的連帯の方が重要だ、と宣言したのではないでしょうか?


クリシュナムルティ●同胞愛が祭式より重要になったとすれば、それは当の司祭たちにとっても祭式がその意味を失ったからです。しかし、かれらの四海同胞主義(ユニバーサリズム)はたんなる相互的寛容であり、ある条件下での相互的な我慢にすぎないのです。寛容というものはすべて、非暴力が暴力の背景を必要とするように、不寛容という背景を必要とするのです。

 実のところ、今日では、人間と彼を超越したものとの間の真の霊的交わり(communin)としての宗教は、人事のなかでまったくなんの居場所も持ち合わせていないのです。それどころか、宗教団体は政治と経済の道具になり下がったのです。


【『私は何も信じない クリシュナムルティ対談集』J.クリシュナムルティ/大野純一訳(コスモスライブラリー、2000年)】


私は何も信じない―クリシュナムルティ対談集

2010-09-28

単純さを失うな

| 単純さを失うな - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 単純さを失うな - クリシュナムルティの智慧 単純さを失うな - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


「単純でありなさい。決して単純さを失わないように」


【『リシバレーの日々 葛藤を超えた生活を求めて』菅野恭子〈かんの・きょうこ〉(文芸社、2003年)】


リシバレーの日々―葛藤を超えた生活を求めて

2010-09-27

『子供たちとの対話』はアメリカで50万部以上売れている

| 『子供たちとの対話』はアメリカで50万部以上売れている - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『子供たちとの対話』はアメリカで50万部以上売れている - クリシュナムルティの智慧 『子供たちとの対話』はアメリカで50万部以上売れている - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 しかし欧米やインドなどの外国では彼の教えは書籍やビデオを通してもっとずっと大衆層に浸透しているようです。『自我の終焉』はアメリカだけで20万部以上売れていますし、『子供たちとの対話』に至っては50万部以上も売り切っています。


【『クリシュナムルティ 人と教えクリシュナムルティ・センター編(めるくまーる、1992年)】


クリシュナムルティ 人と教え

2010-09-26

「彼はあなたの導師ではありません」

| 「彼はあなたの導師ではありません」 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「彼はあなたの導師ではありません」 - クリシュナムルティの智慧 「彼はあなたの導師ではありません」 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 それで、今夕私たちはともに、主張するのではなく、探究しようとしているのです。なぜなら、この探究には権威はないからです。語り手は権威をもっていません。彼はあなたの導師ではありません──ありがたいことです!


【『知恵のめざめ 悲しみが花開いて終わるとき』J・クリシュナムルティ/小早川詔〈こばやかわ・あきら〉、藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(UNIO、2003年)】


知恵のめざめ―悲しみが花開いて終わるとき

2010-09-25

大自然との分離

| 大自然との分離 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 大自然との分離 - クリシュナムルティの智慧 大自然との分離 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 こうして、X氏は翌日ふたたび現れ、私たちは対話を続けました。美しい日で、私たちはベランダに腰を下ろして、雪を戴いた雄大な山々に抱かれた谷間を眺めていました。すばらしい谷間、澄みわたった藍色の空、草の上できらめく陽光、光と影でまだらになった大地。すべてがとてもすばらしく生き生きとして、脈打ち、エネルギーに満ちているようでした。そこで私たち、彼と話し手は、この偉大な美を見つめていました。けれども、決して美と共にいたのではなかったのです。つねに美を見つめていましたが、決して心で美を感じてはいませんでしたし、大地のすべての栄光を完全に感受することもなかったのです。

 彼は言いました。「美について話し合うつもりはありません。それはあなたの仕事です。あなたが語ってください」。(1985年7月7日)


【『ザーネンのクリシュナムルティ』J・クリシュナムルティ/ギーブル恭子訳(平河出版社、1994年)】


ザーネンのクリシュナムルティ

2010-09-24

私たちは嘘を糧にしてきた

| 私たちは嘘を糧にしてきた - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 私たちは嘘を糧にしてきた - クリシュナムルティの智慧 私たちは嘘を糧にしてきた - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 皆さん、私たちはあまり内容のない言葉を糧にして生きているのです。私たちはプロパガンダ、すなわち嘘を糧にしてきたのです。私たちはこれらの問題を自分で考え抜かずにきました。なぜなら、私たちのほとんどは導かれることを望んでいるからです。


【『自由とは何か』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1994年)】


自由とは何か

2010-09-23

あるがままの私=世界

| あるがままの私=世界 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - あるがままの私=世界 - クリシュナムルティの智慧 あるがままの私=世界 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 ですから、問題は理解と共に行動することであり、そしてその理解は自己認識によってのみもたらすことができるのです。結局、世界は私たち自身の投影です。あるがままの私、それが世界なのです。


【『瞑想と自然』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1993年)】


瞑想と自然

2010-09-22

私たちが国家主義によって分裂しているかぎり地上に平和はありえない

| 私たちが国家主義によって分裂しているかぎり地上に平和はありえない - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 私たちが国家主義によって分裂しているかぎり地上に平和はありえない - クリシュナムルティの智慧 私たちが国家主義によって分裂しているかぎり地上に平和はありえない - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 なぜ世界中の人々は、私たちが国家主義によって分裂しているかぎり地上に平和はありえないという単純な事実を見ようとしないのでしょうか? 私たちはこの世界に外面的な秩序を、つまり政治的、宗教的、経済的、そして社会的な形の秩序を望んでいます。外面的な相互関係の中に秩序を求め、何らかの平和と理解を得ようと望んでいるのです。


【『変化への挑戦 クリシュナムルティの生涯と教え』J・クリシュナムルティ柳川晃緒〈やながわ・あきお〉訳、大野純一監訳(コスモスライブラリー、2008年)】


英和対訳 変化への挑戦―クリシュナムルティの生涯と教え

2010-09-21

精神の自由

| 精神の自由 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 精神の自由 - クリシュナムルティの智慧 精神の自由 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 規律にしばられた精神はけっして自由な精神ではなく、そして抑圧された願望を持つ精神もまた自由ではありえない。願望の全過程を理解することによってのみ、精神は自由になることができる。


【『未来の生』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1989年)】


未来の生

2010-09-20

君たちは古い価値に従い、適応し、それらを受け容れるつもりなのか?

| 君たちは古い価値に従い、適応し、それらを受け容れるつもりなのか? - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 君たちは古い価値に従い、適応し、それらを受け容れるつもりなのか? - クリシュナムルティの智慧 君たちは古い価値に従い、適応し、それらを受け容れるつもりなのか? - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 君たちは、このすばらしい谷で暮らした後は、争いと混乱と戦争と憎しみの世界へ送り出されようとしている。君たちは、こういう古い価値に従い、適応し、それらを受け容れるつもりなのか。古い価値とは、お金、地位、威信、権威のことである。それが、人間の望みのすべてであり、社会は君たちがそういう価値のシステムに適応することを望んでいる。だが、もし君たちが今、考え、観察し、そして本からではなく、自分のまわりでいま起こっていることをみな自分自身で見守り、耳傾けることによって、学びはじめたならば、今の人間とは違った種類の人間──思いやりがあって、愛情深く、人々を愛する人間──に成長するだろう。もしそういうふうに生きるならば、たぶん君たちはほんとうに宗教的な人生を発見するだろう。


【『英知の教育』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1988年)】


英知の教育

2010-09-19

人生の壮大な美と広大な可能性

| 人生の壮大な美と広大な可能性 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 人生の壮大な美と広大な可能性 - クリシュナムルティの智慧 人生の壮大な美と広大な可能性 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 人生のすべての流れを、ひとつのものとして見てごらんなさい。そこには壮大な美と広大な可能性があり、したがってその行為もとても完璧なものとなり、そこに自由が存在するのです。


【『英知の探求 人生問題の根源的知覚』J・クリシュナムーティー/勝又俊明訳(たま出版、1980年)】


英知の探求 人生問題の根源的知覚

2010-09-18

あなた自身を理解すること、それが知恵の出発である

| あなた自身を理解すること、それが知恵の出発である - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - あなた自身を理解すること、それが知恵の出発である - クリシュナムルティの智慧 あなた自身を理解すること、それが知恵の出発である - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 神または真理、あるいは実体が、そしてまたいかなる名をつけてよぼうと、そうした存在が実在するかどうかという質問は、書物や教師、哲学者あるいは救世主といわれる人々でもそれに答えることはできない。この質問に答えられるのは、他の何人でも他の何ものでもなく、あなた自身なのである。だからこそ、あなたは自分自身について知らなければならないのである。未熟さというものは、自己についてまったく無知である場合にのみある。あなた自身を理解すること、それが知恵の出発である。


【『自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法』クリシュナムーティ著、メリー・ルーチェンス編/十菱珠樹〈じゅうびし・たまき〉訳(霞ケ関書房、1970年)】


自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法

2010-09-17

偶然性あるいは後天性

| 偶然性あるいは後天性 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 偶然性あるいは後天性 - クリシュナムルティの智慧 偶然性あるいは後天性 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 私たちは、人間のことといっても、偶然的にある個人につきまとうようなことと、本来的にその個人に根ざすこととを区別しなければいけない。偶然的なこととは、生まれた時の事情とか、たまたま育った環境とかがそうであるが、更に愛郷心・迷信・偏見・階級意識……なども含まれる。偶然的にまとわりついたこのような事柄は一時的なものに過ぎないが、この一時的なものが一生ついてまわることだってある。ところで現在の教育制度は、こうした一時的・偶然的な事柄にとらわれているのではないだろうか。とすると、それは思考をゆがめ、自己防衛の恐怖を植え付けていることにならないだろうか?


【『道徳教育を超えて 教育と人生の意味』クリシュナムーティ/菊川忠夫、杉山秋雄訳(霞ケ関書房、1977年)】


道徳教育を超えて 教育と人生の意味

2010-09-16

社会道徳の拒否

| 社会道徳の拒否 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 社会道徳の拒否 - クリシュナムルティの智慧 社会道徳の拒否 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 社会的な行動のしきたりは不道徳です。あなたは同意されますか? 御同意いただけるなら、あなたは社会道徳を拒否したわけです。というのはそれは貪欲・羨望・野望・愛国心階級意識などを基盤にしているからです。社会的な行動のしきたりは道徳的でないということにあなたが賛成された際、あなたは本当にそう思っていますか? それとも言葉だけのことですか?


【『自由への道 空かける鳳のように』クリシュナムーテイ/菊川忠夫訳(霞ケ関書房、1982年)】


自由への道 空かける鳳のように

2010-09-15

真の英知に個別の意識はない

| 真の英知に個別の意識はない - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 真の英知に個別の意識はない - クリシュナムルティの智慧 真の英知に個別の意識はない - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 真の英知が働いている場合は、個性の意識はありません。が、環境に対する欲求不満、努力、闘いがある場合は、英知とは違う、個性の意識があるのです。(カリフォルニアのオーク・グローブでのトーク、1934年


【『片隅からの自由 クリシュナムルティに学ぶ』大野純一著編訳(コスモスライブラリー、2004年)】


片隅からの自由―クリシュナムルティに学ぶ

2010-09-14

神を見出したりはできない

| 神を見出したりはできない - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 神を見出したりはできない - クリシュナムルティの智慧 神を見出したりはできない - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 神を見出したりはできない。神に至る道などないのである。人は様々な道、様々な宗教、様々な信念、あるいは永続的な祝福を見出す助けになってくれると思われる救世主や導師など、実に様々なものを作り出してきた。しかし悲しいことに、探究はやがて、幻想や、精神が既知なるものを用いて投影し、手直しを加えて生み出した幻像にと行きつくのである。けれども人間の求める愛は己れの日々の生活の中で滅ぼされていく。片手に銃を抱え、片手に神をささげることはできない。教会や寺院が神の実質を滅ぼしてしまった今、神は、その本来の意味を失った象徴であり言葉であるにすぎなくなってしまったのである。


【『クリシュナムルティの瞑想録 自由への飛翔』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(平河出版社、1982年/サンマーク文庫、1998年)】


クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (mind books)

2010-09-13

『学校への手紙』はパリで口述された

| 『学校への手紙』はパリで口述された - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 『学校への手紙』はパリで口述された - クリシュナムルティの智慧 『学校への手紙』はパリで口述された - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 私にとって、いや私たちすべてにとって、この滞在は福音であり、あなたもたぶん気づかれたように、『学校への手紙』の最初の12本はここ(パリ)で口述されたものなのです。(ジャン=ミッシェルが著者に宛てた手紙)


【『クリシュナムルティ・開いた扉』メアリー・ルティエンス/高橋重敏訳(めるくまーる、1990年)】


クリシュナムルティ・開いた扉 クリシュナムルティの生と死

2010-09-12

明晰さの始まり

| 明晰さの始まり - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 明晰さの始まり - クリシュナムルティの智慧 明晰さの始まり - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 しかしもしあなたが、あなたがそのために尽くしてきたすべてのものが愚劣で、無駄であり、それはよりいっそうの不幸に行き着くにすぎないということに本当に気づけば、そのときにはすでに明晰さの始まりがある。自分が北に行くつもりのときに、実際には南に向かっていたことをあなたが発見なされば、その発見それ自体が、まさに北への転換なのではないだろうか?


【『生と覚醒のコメンタリー 4 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー〈4〉クリシュナムルティの手帖より

2010-09-11

国民同士の不和は規格化された反抗

| 国民同士の不和は規格化された反抗 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 国民同士の不和は規格化された反抗 - クリシュナムルティの智慧 国民同士の不和は規格化された反抗 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 国民同士の不和は、宗教のように、規格化された形の反抗です。で、反抗が規格化されるやいなや、それはもはや反抗ではなくなるのです。(1928年ロンドンでのインタビュー)


【『白い炎 クリシュナムルティ初期トーク集』J.クリシュナムルティ/大野純一訳(コスモスライブラリー、2003年)】


白い炎―クリシュナムルティ初期トーク集

2010-09-10

慰められようとする衝動が教会をつくり上げる

| 慰められようとする衝動が教会をつくり上げる - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 慰められようとする衝動が教会をつくり上げる - クリシュナムルティの智慧 慰められようとする衝動が教会をつくり上げる - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 神は、教会の中に、それともわれわれの心の中に見出されるべきものだろうか? 慰められようとする衝動は幻想を生むもとになる。教会、寺院、そしてモスクを創り上げるのは、この衝動なのだ。われわれは、それらのものに、あるいは全能の国家に我を忘れ、その間に真実なる物は通り過ぎてしまう。重要でないものが、すべてを食い尽くすものになる。


【『生と覚醒のコメンタリー 3 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー〈3〉クリシュナムルティの手帖より

2010-09-09

私たちの行動が戦争を引き起こしている

| 私たちの行動が戦争を引き起こしている - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 私たちの行動が戦争を引き起こしている - クリシュナムルティの智慧 私たちの行動が戦争を引き起こしている - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 現在、私たちのやることなすことのすべてが混沌の中に呑み込まれ、悲哀と不幸という結果を生んでいるように思われます。あなた自身の生活をご覧になってください。そうすれば、私たちの生活が常に悲しみと隣り合わせであることに気づくでしょう。私たちの仕事、社会的活動、政治、あるいは戦争を阻止するための国家間の連合――ありとあらゆるものがこれまで以上に戦争を引き起こしています。破壊が生活のあとから追いかけてきます。私たちが何をやっても、すべてが死へとつながってゆきます。こういうことが、今、実際に起こっていることなのです。


【『自我の終焉 絶対自由への道』J・クリシュナムーティ/根木宏、山口圭三郎訳(篠崎書林、1980年)】


自我の終焉―絶対自由への道

2010-09-08

過去を死なせる

| 過去を死なせる - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 過去を死なせる - クリシュナムルティの智慧 過去を死なせる - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 幼年時代と青年時代については、他人に語ってもらったこと以外は何も記憶していなかった。(中略)彼が献身的に愛したニティヤという名の弟がいたことは記憶しているものの、その顔を思い出すことはなかった。(中略)たいていの場合、彼の過去の記憶は完全に白紙である――彼は自分の「プロセス」が最もひどかったときのことさえ忘れ去っているのである。


【『クリシュナムルティ・実践の時代』メアリー・ルティエンス/高橋重敏訳(めるくまーる、1988年)】


クリシュナムルティの生と死

2010-09-07

自我の破壊

| 自我の破壊 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 自我の破壊 - クリシュナムルティの智慧 自我の破壊 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 もし私が、私はその〈愛するもの〉とひとつであると言うならば――そして私はそう言うつもりですが――それは、私がそれを感じ、知っているからです。私は私が切望していたものを見出し、ひとつになったので、今後は何の分離もないでしょう。なぜなら私の考え、私の欲望、私の切望――そういった個人的な自己――は破壊されたからです。……私は、朝の大気に香りを放つ花のようなものです。それは、誰がそばを通り過ぎようといっさい気にかけません。


【『クリシュナムルティ・目覚めの時代』メアリー・ルティエンス/高橋重敏訳(めるくまーる、1988年)】


クリシュナムルティ・目覚めの時代 クリシュナムルティの生と死

2010-09-06

瞑想とは愛がはたらくこと

| 瞑想とは愛がはたらくこと - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 瞑想とは愛がはたらくこと - クリシュナムルティの智慧 瞑想とは愛がはたらくこと - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 瞑想とは

 愛がはたらくことです

 それは

 ひとりの人にたいする愛ではなく

 たくさんの人にたいする愛でもありません

 それは

 だれもが どんな瓶からでも のむことのできる

 水のようなものです

 瓶が黄金でできていようと

 陶器でできていようと

 かまいません

 それは 尽きることがありません

 それは

 どんな薬をのんでも

 自己催眠をかけても

 ひきおこすことのできないものなのです

 まるで心が

 それ自身のなかに入っていき

 その表面から どんどん深みにむかい

 ついには 深さや高さが意味をなさなくなり

 測ることが まったくできなくなるようなところまで

 入ってゆくかのようです

 この状態のなかに

 完全なる平和があります

 それは

 欲求がみたされておこる満足感とはちがいます

 その平和には

 秩序があり

 美があり

 強さがあります

 しかし それは

 花がこわされるように

 すべて破壊されうるものです

 けれども

 まさに その傷つきやすさのゆえに

 不滅なのです

 このような瞑想

 ほかのひとから学べるものではありません

 あなたは それについて

 あらかじめ なにも知ることなく

 はじめなくてはなりません

 無垢から無垢へと

 動いていかなくてはなりません


【『瞑想』J・クリシュナムルティ/中川吉晴訳(UNIO、1995年)】


瞑想

2010-09-05

〈他の人〉と〈私〉という分裂状態

| 〈他の人〉と〈私〉という分裂状態 - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 〈他の人〉と〈私〉という分裂状態 - クリシュナムルティの智慧 〈他の人〉と〈私〉という分裂状態 - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 私たちはめったに自分自身を他の人に示そうとはしませんが、それは自分のことを十分には気づいていないからなのです。そして人間関係のなかで私たちが他の人に示すのは、所有欲が強く、支配的なものか、あるいは追従的なものでしかありません。〈他の人〉と〈私〉とがあるのであり、この二つの別々の存在は、死に至るまで分裂したままです。他の人もまた自分自身のことに関心をもっていますので、この分裂は生涯続きます。もちろん人は、同情や愛情や一般的な励ましを示しますが、この分裂した状態はそのままです。このことから、相容れないこと、すなわち各自の性分や欲望の主張が、生じます。そこには恐怖と懐柔とがあります。性的な結合はあるかもしれませんが、〈あなた〉と〈私〉のこの独特な、ほとんど静止状態の関係は、そのままです。けんか、傷つけ合い、嫉妬、あらゆる苦しみが、そこに含まれています。ところがこうした関係はすべて、次第に〈よい関係〉とみなされるようになります。


【『学校への手紙』J・クリシュナムルティ/古庄高〈ふるしょう・たかし〉訳(UNIO、1997年)】


学校への手紙

2010-09-04

我々は逸脱を好む

| 我々は逸脱を好む - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 我々は逸脱を好む - クリシュナムルティの智慧 我々は逸脱を好む - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 われわれは、問題がすぐそばにあるので、大きく横道に逸れることを好むのだ。逸脱は、われわれに何かすることを与えてくれる、心配やうわさ話のように。そして逸脱することは往々にして苦痛ではあるが、われわれは、あるがまよりはむしろその方を選ぶのである。


【『生と覚醒のコメンタリー 2 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー―クリシュナムルティの手帖より〈2〉

2010-09-03

行為は知覚から起こる

| 行為は知覚から起こる - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 行為は知覚から起こる - クリシュナムルティの智慧 行為は知覚から起こる - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


K──行為は知覚から起こるのです。観念化ではなく。


【『生の全体性』J・クリシュナムルティ、デヴィッド・ボーム、デヴィッド・シャインバーグ/大野純一、聖真一郎〈ひじり・しんいちろう〉(平河出版社、1986年)】


生の全体性

2010-09-02

思考は愛に行き着かないし、愛を育てない

| 思考は愛に行き着かないし、愛を育てない - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 思考は愛に行き着かないし、愛を育てない - クリシュナムルティの智慧 思考は愛に行き着かないし、愛を育てない - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 思考過程は、常に愛を否定する。感情のもつれを伴うのは思考であって、愛ではない。思考は、愛に対する最大の障害である。思考は、あるがままの実相とあるべき仮相との間の分断をもたらし、そして道徳はこの分断にもとづいている。しかし、道徳的な者も不道徳な者も、いずれも愛を知らない。社会関係を結合させるために精神によって構築されたこの道徳体系は、愛ではなく、それはセメントのそれのような硬化の過程である。思考は愛に行き着かないし、また愛を育てない──なぜなら、愛は、庭の植物のような具合に育成できるものではないからだ。愛を育成しようとする願望こそは、まさに思考の営みなのである。


【『生と覚醒のコメンタリー 1 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー―クリシュナムルティの手帖より〈1〉

2010-09-01

精神は絶えず学びの状態でなくてはならない

| 精神は絶えず学びの状態でなくてはならない - クリシュナムルティの智慧 を含むブックマーク はてなブックマーク - 精神は絶えず学びの状態でなくてはならない - クリシュナムルティの智慧 精神は絶えず学びの状態でなくてはならない - クリシュナムルティの智慧 のブックマークコメント


 学ぶことは、過去や未来にかかわることではありません。

 私は学び終えたとか、私は学ぶだろうとか言うことはできないのです。

 したがって、精神は絶えず学びの状態でなくてはならないことになりますから、つねに進行中の現在にあり、つねに新鮮なのです。蓄積された昨日の知識を抱えた状態ではないのです。

 それを探ってみるなら、あるのは知識の獲得ではなく、ただ学びということがわかるでしょう。

 そのとき精神はとてつもなく気づき、目覚め、鋭敏に見るようになるのです。


【『あなたは世界だ』J・クリシュナムルティ/竹渕智子〈たけぶち・ともこ〉訳(UNIO、1998年)】


あなたは世界だ