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クリシュナムルティの智慧 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-09-05

〈他の人〉と〈私〉という分裂状態

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 私たちはめったに自分自身を他の人に示そうとはしませんが、それは自分のことを十分には気づいていないからなのです。そして人間関係のなかで私たちが他の人に示すのは、所有欲が強く、支配的なものか、あるいは追従的なものでしかありません。〈他の人〉と〈私〉とがあるのであり、この二つの別々の存在は、死に至るまで分裂したままです。他の人もまた自分自身のことに関心をもっていますので、この分裂は生涯続きます。もちろん人は、同情や愛情や一般的な励ましを示しますが、この分裂した状態はそのままです。このことから、相容れないこと、すなわち各自の性分や欲望の主張が、生じます。そこには恐怖と懐柔とがあります。性的な結合はあるかもしれませんが、〈あなた〉と〈私〉のこの独特な、ほとんど静止状態の関係は、そのままです。けんか、傷つけ合い、嫉妬、あらゆる苦しみが、そこに含まれています。ところがこうした関係はすべて、次第に〈よい関係〉とみなされるようになります。


【『学校への手紙』J・クリシュナムルティ/古庄高〈ふるしょう・たかし〉訳(UNIO、1997年)】


学校への手紙