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クリシュナムルティの智慧 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-11-30

権威は精神をある一定の方向にそって考えるようにさせる

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 記憶による以外の能力を何も培わなかった精神は、現代の電子計算機のようなものだ──驚くべき能力と正確さで機能はするが、依然として機械にすぎないのである。権威は精神をある一定の方向にそって考えるようにさせることができる。しかしある一定の方向にそって、あるいは前もって出された結論に照らして考えるように指導されることは、少しも考えないことなのだ。それはたんに人間機械のように機能することであり、そしてそれは浅薄な不満の温床となり、それとともに欲求不満やその他の不幸をもたらすのである。


【『未来の生』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1989年)】


未来の生

2010-11-29

注意を払うと物事がはっきり見えてくる

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 注意をする、注意を払うとは、どういう意味かわかっているだろうか。注意を払うと、ものごとがもっとはっきり見えてくるのだ。鳥たちの鳴き声がもっとはっきり聞こえてくる。さまざまな音の違いがわかるようになる。十分に注意深く木を見つめれば、木の美しさ全部が見えてくる。木の葉や小枝が見え、それらに風が戯(たわむ)れているのが見える。こんなふうに、注意を払えば、ものごとがとてつもなくはっきりと見えるようになるのだ。そういうふうに、注意を払ったことがあるだろうか。


【『英知の教育』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1988年)】


英知の教育

2010-11-28

ヘンリー・ミラー「彼は誰よりも徹底的に断念した人だ」

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 ところでぼくが出し控えた一つの名がある。それはおよそ秘密な、怪しげでむずかしげな、学者くさい、精神を奴隷化する種類のものと対象的に目立つ名──クリシュナムルティである。ここに実在の導師とも呼ばれて然るべき現代の一人物がある。彼はひとりで立っている。彼はキリストを除き、ぼくの考えうる限りの誰よりも徹底的に断念した人だ。基本的なところでは彼は実に単純でわかりやすいから、彼の明快直截な言葉と行為とがひきおこした混乱を理解することは容易である。人々はわかりやすいことを承認するのを好まないものだ。サタンのあらゆる悪だくらみよりも深いひねくれ根性から、人間はおのれの天賦の諸権利を認めることを拒む──ある仲介者による、これを通じての解放、救済を要求する。案内者、助言者、指導者、思想体系、儀式といったものを求めるのだ。おのれの自らの胸にあるはずの解答をよそに探し求めるのだ。知恵よりも学識を、弁別の術よりも力を、上に置く。しかし何よりも、人間はまず第一に“世の中”が解放されねばならぬと称して、おのれ自らの解放のためにはたらくことを拒むのだ。とはいえ、クリシュナムルティがしばしば指摘したように、世界の問題は個人の問題と一つに結びついている。“真理”はつねに現存しており、“永遠”はいま、ここにある。【そして救いは】? 御身が、おお人間よ、救いたがっているもの、それは何ですか? 御身のちっぽけな自我ですか? 霊魂ですか? 個性ですか? そんなものを失ってしまえば、御身は御身自身を発見することでしょう。神のことは心配無用だ──神はご自身のことはご自身でめんどうをみる術をご存じだ。御身の疑惑を深めよ、あらゆる種類の経験を抱擁せよ、熱望することをやめず、忘れることをも記憶することをも努めず、御身の経験したことを吸収同化し全一ならしめよ。

 あらまし、これがクリシュナムルティの説きかただ。


【『ヘンリー・ミラー全集 11 わが読書ヘンリー・ミラー/田中西二郎訳(新潮社1966年)】


ヘンリー・ミラー全集 11 わが読書

2010-11-27

精神的な権威からの自由

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 外的な行動の自由は、精神的な権威から自由になった心にすべてかかっているのです。しかし、それには相当な忍耐強い探究と熟考が必要です。それが理解できれば、わたしたちは人生のいろいろな物事や日常の暮らしに、まったく異質な心でアプローチするでしょう。それが一番大事なことです。(1970年7月19日)


【『英知の探求 人生問題の根源的知覚』J・クリシュナムーティー/勝又俊明訳(たま出版、1980年)】


英知の探求 人生問題の根源的知覚

2010-11-26

すべての戦争に対する責任は、われわれ一人一人が負わなければならない

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 すべての戦争に対する責任は、われわれ一人一人が負わなければならない。それは、われわれの内部にある攻撃性、国家主義、利己主義、もろもろの神々、偏見そして理想が、多くの分裂の原因となっているからである。


【『自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法』クリシュナムーティ著、メリー・ルーチェンス編/十菱珠樹〈じゅうびし・たまき〉訳(霞ケ関書房、1970年)】


自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法

2010-11-25

正しい教育とは

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 教育とは精神の訓練だ、などと呑気なことを言ってはいられない。この訓練は、たんに能率を増すことをねらって居り、人間の完成ではない。こういう訓練をうけた精神は、過去の継続ということになってしまい、新しいものを生むことが出来ない。だから正しい教育とは何かと考えぬこうとするなら、私たちは生きるということの意味全体を尋ねてみなければならないのだ。


【『道徳教育を超えて 教育と人生の意味』クリシュナムーティ/菊川忠夫、杉山秋雄訳(霞ケ関書房、1977年)】


道徳教育を超えて 教育と人生の意味

2010-11-24

静寂心について

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質問●「静寂心ということをお話願えませんか? それは訓練の結果ではないのでしょうか? 違いますか」


答●注意願います。徴兵式に参加する兵士は、直立不動の姿勢で銃を正確な位置に保ち静かに立ちつくします。かれは日日の訓練をうけているのです。かれにとって自由は消滅してしまいました。かれは静かに立っていますがそれが静寂心でしょうか? また子供が玩具に没頭している際、それは静寂心でしょうか?──その玩具から離れた時子供は真の自分になるのです。だから(どうかこの点はきっぱり理解していただきたい、いとも簡単なことですから)によって静寂心が得られるでしょうか? それは退屈・閉塞状況を生みますが、真に行動的でしかも平安があるという意味での静寂心をもたらすことはありません。


【『自由への道 空かける鳳のように』クリシュナムーテイ/菊川忠夫訳(霞ケ関書房、1982年)】


自由への道 空かける鳳のように

2010-11-23

監獄の中にいながら神性を理解することは不可能

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 監獄の中にいながら神性を理解することは不可能なのです。解放とは何か、神性、神とは何かを単に形而上学的、哲学的に議論することはまったくの無駄です。なぜなら、今あなた方が「神」と見なすことができるものは、制限されているにちがいないからです。あなた方の精神が制限され、束縛されているのですから。それゆえ、私はそれについては話しません。(カリフォルニアのオーク・グローブでのトーク、1934年


【『片隅からの自由 クリシュナムルティに学ぶ』大野純一著編訳(コスモスライブラリー、2004年)】


片隅からの自由―クリシュナムルティに学ぶ

2010-11-22

秩序をもたらす

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 そこに秩序をもたらし

 そこから果てしなく動いていかなくてはならないのです

 しかし あなたが

 秩序をつくりだすことだけに関心をもつなら

 その秩序そのものが限界をもたらし

 心は その囚人になってしまうでしょう


【『瞑想』J・クリシュナムルティ/中川吉晴訳(UNIO、1995年)】


瞑想

2010-11-21

真理はすぐそこにある

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 われわれは小賢しくなり、次々と新しい哲学や理論を作り出し、あげくの果てにはそのいたましい失敗を目のあたりにする。われわれは究極なるものに至るための方法について様々な理論を編み出してきた。信者たちは寺院に参詣して、精神の想像力の所産にすぎないものにわれを忘れる。僧侶や聖者も同様に真実を見出すことはできない。かれらはいずれも、かれらを僧侶、聖者として受け入れる伝統あるいは文化の一部にすぎないからである。

 鳩は飛び去った。そして大地の上には山形の美しい雲がかかっていた。真理はすぐそこにあるというのに、誰も見ようとはしない。


【『クリシュナムルティの瞑想録 自由への飛翔』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(平河出版社、1982年/サンマーク文庫、1998年)】


クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (mind books)

2010-11-20

我々は個人ではない

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 われわれの意識の中身は、すべての人間に共通するものです。……世界のあらゆる場所に住んでいる人間は、肉体的にだけでなく内部的にも苦しんでいます。確かなことがなく、恐怖感をもち、混乱し、心配事があって、深い安泰感など何もありません。ですからわれわれの意識は、すべての人にとって共通なのです。……したがってわれわれは個人ではありません。このことをよく考えてください。


【『クリシュナムルティ・開いた扉』メアリー・ルティエンス/高橋重敏訳(めるくまーる、1990年)】


クリシュナムルティ・開いた扉 クリシュナムルティの生と死

2010-11-19

動機なしの探求

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「果たして、動機なしの探求がありうるでしょうか?」

 探求の動機があるとき、探求の目的はすでに知られている。不幸なので、あなたは幸福を追求する。それゆえあなたは探求することをやめてしまわれたのだ。なぜならあなたは、幸福とは何かをすでに知っていると思っておいでだからだ。


【『生と覚醒のコメンタリー 4 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー〈4〉クリシュナムルティの手帖より

2010-11-18

香りのない花

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K●彼は知性を働かすことが得意なのです。が、それは格好は良いが花のない木、あるいはきれいだが何の香りもない花のようなものです。(1928年オランダのアイルダー城で行われたインタビュー)


【『白い炎 クリシュナムルティ初期トーク集』J.クリシュナムルティ/大野純一訳(コスモスライブラリー、2003年)】


白い炎―クリシュナムルティ初期トーク集

2010-11-17

慰めは苦痛や不幸を生む

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 もしわれわれが慰めを欲するなら、われわれはそれを、あれこれの仕方で得ることだろう。しかしそれとともに、よりいっそうの苦痛や不幸が生ずることだろう。慰めへの、安全確実さへの願望は、あらゆる種類の幻想を生み出す力を持っている。精神が静謐(せいひつ)であるときにのみ、真実なるものが生まれ出る可能性がある。


【『生と覚醒のコメンタリー 3 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー〈3〉クリシュナムルティの手帖より

2010-11-16

唯一の真の革命

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 それでは、あなた自身はその真実を【即座】に感じとり、その結果、混乱を直ちに終らせてしまうことができるのでしょうか。そのような状態になることは果して可能でしょうか。私はそれが可能であるし、また唯一の可能な方法だと申し上げます。そうすることはできるし、またそうしなければなりません。またこれは仮定や信仰に基づいていることではありません。この驚くべき革命――それは資本家を除去し、そのあとに別の集団を据えるといったようなものではなく、素晴らしい【質的変換】を引き起こすという唯一の真の革命――のことなのです。


【『自我の終焉 絶対自由への道』J・クリシュナムーティ/根木宏、山口圭三郎訳(篠崎書林、1980年)】


自我の終焉―絶対自由への道

2010-11-15

深き思索

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 そして時間の大部分を、ここ(オハイ)で人に会ったり、講話の訂正をしたり、思索したりして過ごしています。最近は物事について考えをめぐらせながら、楽しく暮しています。ものを考えだすとまったくきりがなく、法外なほど変化に富んでおり、中に入りこめば入りこむほど、さらに深く導き入れられるように感じるのです。(エミリー夫人宛ての手紙)


【『クリシュナムルティ・実践の時代』メアリー・ルティエンス/高橋重敏訳(めるくまーる、1988年)】


クリシュナムルティの生と死

2010-11-14

アントワーヌ・ブルーデル

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 当時66歳だった(アントワーヌ・)ブルーデル(※彫刻家)は、たちまちKに感銘した。「クリシュナムルティが話すのを聞くと、驚嘆してしまう――あれほど多くの知恵、しかもあれほどの若さで……クリシュナムルティは偉大な聖者だ。私が15歳だったら、彼に従ったと思う」。


【『クリシュナムルティ・目覚めの時代』メアリー・ルティエンス/高橋重敏訳(めるくまーる、1988年)】


クリシュナムルティ・目覚めの時代 クリシュナムルティの生と死

2010-11-13

教師と生徒の関係

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 教育者と生徒との間にも関係があります。教師は知りつつ、あるいは知らず知らずのうちに、この意味での〈優位性〉を主張するのでしょうか? いつも教壇の上に立ち、生徒が「自分は教えられなければならない下位の者なのだ」と感じるようにするのでしょうか? 明らかに、そのようなところにはいかなる関係もありません。そこから生徒の側に恐怖、プレッシャー、緊張感が生れます。その結果、生徒は若いときから、この優位性の資質を学び、「自分は軽く見られているのだ」と感じるようにされてしまいます。そして一生を通じて、彼は攻撃的になるか、あるいは絶えず従順で追従的になるのです。


【『学校への手紙』J・クリシュナムルティ/古庄高〈ふるしょう・たかし〉訳(UNIO、1997年)】


学校への手紙

2010-11-12

言葉のレベルに留まるな

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 言葉のレベルに留まっていないで、どうか、進みながら刻々と体験なさるように。


【『生と覚醒のコメンタリー 2 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー―クリシュナムルティの手帖より〈2〉

2010-11-11

まずそれを見よ

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K──まずそれを見よ、と言っているのです。そしてその知覚から、必然的に行為が起こるのです。


【『生の全体性』J・クリシュナムルティ、デヴィッド・ボーム、デヴィッド・シャインバーグ/大野純一、聖真一郎〈ひじり・しんいちろう〉(平河出版社、1986年)】


生の全体性

2010-11-10

思考そのものを理解する

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 肝要なことは、思考そのものを理解することであって、思考によって愛を捕捉しようと試みることではない。思考の否定によっては、愛はもたらさない。思考の深い意義が十分に理解されて初めて、思考からの自由があるのだ。そしてこのためには、空虚で浅薄な主張ではなく、深甚(しんじん)なる自己認識が絶対に必要なのである。反復ではなく瞑想が、定義ではなく気づきが、思考の正体をあばくのである。思考の正体に気づき、そしてそれを刻々に体験し抜かないかぎり、愛はありえない。


【『生と覚醒のコメンタリー 1 クリシュナムルティの手帖より』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1984年)】


生と覚醒のコメンタリー―クリシュナムルティの手帖より〈1〉

2010-11-09

言葉によらないコミュニケーション

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 しかしながら、ことばによらないコミュニケーションがあります。

 それは、あなたと私のどちらもが、同時に、同じレベルで真剣であり、熱烈であり、直接的であるときに生じるものです。

 そのとき、ことばによらない「コミュニケーション」があるのです。そのとき私たちはことばを不要にすることができます。そのとき、あなたと私は沈黙のうちに坐ることができます。

 けれどもそれは、私の沈黙とかあなたの沈黙といったものではなく、私たち両者の沈黙であるはずです。

 そのときにはおそらく、コミュニケーションがありうるでしょう。

 ですがそれは求めすぎというものです。


【『あなたは世界だ』J・クリシュナムルティ/竹渕智子〈たけぶち・ともこ〉訳(UNIO、1998年)】


あなたは世界だ

2010-11-08

心理的構造が社会構造を生み出した

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 外部の社会構造は内部の心理的構造の生みだした結果である。というのは、個人そのものが人間の経験と知識ならびに行為の全体を集約したものの結果だからである。われわれ一人一人がすべての過去を貯蔵した倉庫である。個人は、その一人一人がみな人類の一員たる人間なのである。人間の歴史のすべてがわれわれ自身の中に記録されているのである。


【『自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法』クリシュナムーティ著、メリー・ルーチェンス編/十菱珠樹〈じゅうびし・たまき〉訳(霞ケ関書房、1970年)】


自己変革の方法 経験を生かして自由を得る法

2010-11-07

「世界はいまだみずからの最も偉大なる人々を知らない」

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「世界はいまだみずからの最も偉大なる人々を知らない」とはある人の言葉である。これらの偉人たちの生涯と事業とを知ることができたら、われわれはまさしく「地上における神の伝記」を持つことになるのではあるまいか。

 神の啓示を受けて書かれた文書はおびただしい量にのぼるが、それらの傍らに置かれると詩人たちの創作品は色うすれてみえる。最初に神々が登場し、次に(神話の化身たる)英雄たちが、次に発見者たちと予言者たちが、そしてその次に詩人たちが登場した。


【『ヘンリー・ミラー全集 11 わが読書ヘンリー・ミラー/田中西二郎訳(新潮社1966年)】


ヘンリー・ミラー全集 11 わが読書

2010-11-06

難解な質問に対して

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 彼はじっと聞き耳をたてて、私が話している間、私を子細に観察していた。

 彼は言った「何があなたの質問なんですか?」

「この終わることのないざわつきを引き起こすのは頭脳の原子の中のエレクトロンがいつも動いているせいだとは言えないでしょうか?」と私は尋ねた。

 一瞬、私は、私の質問を聴いている彼の眼の中に驚きのきざしを見つけたように思えた。彼はまだ傾聴し続けているように黙ったままだったが、直ぐに答えが返ってきた。

「自分でみつけなさい」


【『キッチン日記 J.クリシュナムルティとの1001回のランチ』マイケル・クローネン/高橋重敏訳(コスモスライブラリー、1999年)】


キッチン日記 J.クリシュナムルティとの1001回のランチ

2010-11-05

心配事からの自由

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 日が沈み、恥ずかしそうな新月がちょうど木立に掛かる頃、君たちは立ち止まり、西のすばらしい夕焼けを観察したことがあるのでしょうか。その時刻にはしばしば、河はとても穏やかですし、その国には橋や橋を渡る列車、優しい月、まもなく暗くなって星と、あらゆるものが河面に映っています。まったく美しいのです。そして、美しいものを眺め、観察し、注意のすべてを向けるには、心は心配事から自由でなくてはならないでしょう。問題や悩みや思考に囚われていてはなりません。本当に観察できるのは、心がとても静かなときだけです。そのとき、心はとてつもない美しさに敏感であるからです。そして、自由の問題への手掛かりは、たぶんここにあるでしょう。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

2010-11-04

関係を吟味しなければならない

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 そこで私たちの問題は、孤立とは何かではなく、私たちが関係によって何を意味しているかです。関係、すなわち親密か、疎遠か、身近か遠いかを問わず、人と人との間の行動である関係を理解することによって、私たちは生存の全過程、および束縛と孤立との間の葛藤を理解しはじめることでしょう。ですから、ごくごく慎重に、関係とは何を意味するかを吟味しなければならないのです。


【『クリシュナムルティの教育・人生論 心理的アウトサイダーとしての新しい人間の可能性』大野純一著編訳(コスモスライブラリー、2000年)】


クリシュナムルティの教育・人生論―心理的アウトサイダーとしての新しい人間の可能性

2010-11-03

説明は偽りの明晰感を与える

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 説明は、厄介な問題の「しわを伸ばし(解明し)」、それによって穏かな安心感を精神に与える。説明は、胸中深くに潜んだすべての疑いを「晴らし」、それによって精神が達成感を味わうのを助ける。説明においてもっとも危険なことは、それらが偽りの明晰感に寄与することである。


【『気づきの探究 クリシュナムルティとともに考える』ススナガ・ウェーラペルマ/大野純一訳(めるくまーる、1993年)】


気づきの探究―クリシュナムルティとともに考える

2010-11-02

真の宗教とは

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シュアレス●それでもいつの日にか、われわれは科学に基いた宗教を持つことができるのです。


クリシュナムルティ●なぜ、いつか未来の宗教のことなど口にするのですか? それよりむしろ、真の宗教とは何かを見てみましょう。組織化された宗教は、たんに社会改革と表面的な変化をもたらしうるだけです。教会というものは、いずれかの社会の枠組みのなかにのみ存在するのです。それに対して、私が話しているのは、社会、すべての社会の心理的構造のかなたにわれわれを連れていくような、宗教的改革のことなのです。真に宗教的な人間はいっさいの恐怖から自由です――なぜなら彼は、幾千年にもわたって数多くの文明によって作り上げられてきた諸々のパターン(範型)から自由だからです。彼はまた、個人的、集合的な過去から自由であり、そして彼の未来は自分自身の行為の圧力によって歪められないのです。


【『私は何も信じない クリシュナムルティ対談集』J.クリシュナムルティ/大野純一訳(コスモスライブラリー、2000年)】


私は何も信じない―クリシュナムルティ対談集

2010-11-01

世界には2種類の人しかいない

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 全世界にはわずか2種類の人々しかいません。知っている人々と知らない人々です。


【『大師のみ足のもとに/道の光』J・クリシュナムルティ、メイベル・コリンズ/田中恵美子訳(竜王文庫、1982年)】


大師のみ足のもとに