2011-03-10
社会は私たち自身の内部の心的状態を外部に投影したもの
社会というものは、それ自体として成立するものではありません。社会は「あなた」と「私」との関係が生みだしたものなのです。つまり、社会は私たち自身の内部の心的状態を外部に投影したものにほかならないのです。ですから、「あなた」と「私」がお互いに理解していなければ、単なる外部――内部の投影されたもの――の変換は、全く無意味なのです。
【『自我の終焉 絶対自由への道』J・クリシュナムーティ/根木宏、山口圭三郎訳(篠崎書林、1980年)】