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クリシュナムルティの智慧 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-07-29

野心が他の人を押しのける

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 そこで、野心を持つ人は自滅していないでしょうか。野心の良し悪しを問うのではなく、これが最初に見出すことなのです。まわりを見て、野心を持っているすべての人を観察してごらん。君は野心を持つとき、どうなりますか。君は自分のことを考えているでしょう。自分の野心を実現しよう、えらい人になろうとしているために、残酷になり、他の人たちを押しのけて、それにより社会の中に成功している人と落ちこぼれている人との葛藤を生み出します。君と、そのほしいものを同じく求めている他の人たちとの間には、絶えず闘いがあるのです。そして、この葛藤は創造的な生き方を創り出すのでしょうか。理解できますか。それともむずかしすぎますか。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

2010-06-27

生それ自体が教師である

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 学ぶとはどういうことか、知っていますか。本当に学んでいるときには、一生を通して学んでいて、特に学ぶ教師はいないのです。そのときには、あらゆるものが教えてくれるのです。枯れ葉、飛んでいる鳥、香り、涙、豊かな者と貧しい者、泣いている人、女の微笑み、男の傲り。君はあらゆるものに学びます。そのために、指導者も思想家も導師(グル)もいないのです。生それ自体が君の師で、君は絶えず学んでいる境地にいます。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

2010-05-29

言葉で自分を眠らせてはいけない

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Q――もしもすべての個人が反逆していたなら、世界に混乱が起きるだろうとは思われませんか。


 まず質問を聴いてごらんなさい。なぜなら、ただ答えを待つのではなく、問題を理解することがとても重要だからです。問題は、もしもすべての個人が反逆していたなら、世界は混乱しないだろうか、ということです。しかし、現在の社会には、もしもあらゆる人がそれに対して反逆したなら結果的に混乱するような、完全な秩序があるのでしょうか。それとも、【今】、混乱がないのでしょうか。あらゆるものが美しくて、腐敗していないのでしょうか。あらゆる人が幸せに充分に豊かに生きているでしょうか。人と人が対立していないでしょうか。野心や無慈悲な競争はないのでしょうか。それで、世界はすでに混乱しているのです。それが最初に悟らなくてはならないことです。これが秩序ある社会だと決めこんではいけません。言葉で自分を眠らせてはいけません。ここでもヨーロッパでもアメリカでもロシアでも、世界は腐敗の過程にあるのです。その腐敗が見えるなら、君は挑戦されています。この切実な課題の解決法を見出すようにと挑戦されているのです。そして、この挑戦にどのように応答するのかが重要でしょう。ヒンドゥー教徒仏教徒キリスト教徒共産主義者として応答するなら、その応答はとても限られていて、それではまったく応答にはなりません。ただ、君に恐怖がないのなら、ヒンドゥー教徒共産主義者、資本主義者としてではなく、この課題を解決しようとしている完全な人間として考えるのなら、充分に適切に応答できるのです。そして、君自身がすべてのものに対して、社会がそれに基づいているところの野心的な欲得に対して反逆しなければ、それは解決できません。君自身が野心なく、欲がなく、身の安全にすがりついていないとき、そのときにだけこの挑戦に応答し、新しい世界を創造できるのです。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

2010-04-18

教育の目的

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 そこで、この腐った社会秩序の型に服従するのを単に助けるだけが、教育の機能でしょうか。それとも、君に自由を与える――成長し、異なる社会、新しい世界を創造できるように、完全な自由を与えるのでしょうか。この自由は未来にではなくて、今ほしいのです。そうでなければ、私たちはみんな滅んでしまうかもしれません。生きて自分で何が真実かを見出し、智慧を持つように、ただ順応するだけではなく、世界に向き合い、それを理解でき、内的に深く、心理的に絶えず反逆しているように、自由の雰囲気は直ちに生み出さなくてはなりません。なぜなら、何が真実かを発見するのは、服従したり、何かの伝統に従う人ではなく、絶えず反逆している人たちだけですから。真理や神や愛が見つかるのは、絶えず探究し、絶えず観察し、絶えず学んでいるときだけです。そして、恐れているなら、探究し、観察し、学ぶことはできないし、深く気づいてはいられません。それで確かに、教育の機能とは、人間の思考と人間関係と愛を滅ぼすこの恐怖を、内的にも外的にも根絶することなのです。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

2010-03-23

世界は引き裂かれている

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 君たちはこれがどういうことなのか、恐怖のない雰囲気を生み出すことがどんなにとてつもないことになるのか、知っていますか。それは【生み出さなくてはなりません】。なぜなら、世界が果てしない戦争に囚われているのが見えるからです。世の中は、いつも権力を求めている政治家たちに指導されています。それは弁護士と警察官と軍人の世界であり、みんなが地位をほしがって、みんなが地位を得るために、お互いに闘っている野心的な男女の世界です。そして、信者を連れたいわゆる聖人や宗教の導師(グル)がいます。彼らもまた、ここや来世で地位や権力をほしがります。これは狂った世界であり、完全に混乱し、その中で共産主義者は資本主義者と闘い、社会主義者は双方に抵抗し、誰もが誰かに反対し、安全なところ、権力のある安楽な地位に就こうとしてあがいています。世界は衝突しあう信念やカースト制度、階級差別、分離した国家、あらゆる形の愚行、残虐行為によって引き裂かれています。そして、これが君たちが合わせなさいと教育されている世界です。君たちはこの悲惨な社会の枠組みに合わせなさいと励まされているのです。親も君にそうしてほしいし、君も合わせたいと思うのです。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

2010-03-03

安全と恐怖

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 しかし、君たちはこういうことをするように励ましてはもらわないでしょう。質問しなさい、神とは何かを自分で見出しなさい、とは誰も教えてくれません。なぜなら、もしも反逆することになったなら、君は偽りであるすべてにとって危険な者になるからです。親も社会も君には安全に生きてほしいし、君自身も安全に生きたいと思います。安全に生きるとは、たいがいは模倣して、したがって恐怖の中で生きることなのです。確かに教育の機能とは、一人一人が自由に恐怖なく生きられるように助けることでしょう。そして、恐怖のない雰囲気を生み出すには、先生や教師のほうでも君たちのほうでも、大いに考えることが必要です。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】

2010-02-12

順応には恐怖がある

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 模倣するのではなく、発見する。【それ】が教育でしょう。社会や親や先生の言うことに順応するのはとても簡単です。安全で楽な存在方法です。しかし、それでは生きていることにはなりません。なぜなら、そこには恐怖や腐敗や死があるからです。生きるとは、何が真実なのかを自分で見出すことなのです。そして、これは自由があるときに、内的に、君自身の中に絶えまない革命があるときにだけできるでしょう。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】