2011-02-13
自分自身を理解することは、世間から引き籠もることではない
瞑想と自然 |
自分自身を理解することは、世間から引き籠もることではありません。なぜなら、引き籠もることは、孤立を含んでおり、そして私たちは孤立状態で生きることはできないからです。
【『瞑想と自然』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1993年)】
2011-01-07
どこから変容を起こすか?
瞑想と自然 |
あらゆる国、あらゆる集団、あらゆる人が直面しているとてつもない危機があります。その危機に対して私たち、あなた、私はどんな関係があるのでしょうか。そして私たちはどのように行動したらいいのでしょうか? 変容を起こすためには、どこから始めたらいいのでしょう? すでに言いましたように、もし私たちが集団に頼れば、出口はありません。なぜなら、集団は指導者を含蓄しており、ゆえに常に政治家、司祭、専門家によって搾取されるからです。で、集団を構成しているのはあなたと私なのですから、私たちは自分自身の行動に責任を持たなければならないのです。すなわち、私たちは自分自身の性質、ひいては自分自身を理解しなければならないのです。
【『瞑想と自然』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1993年)】
2010-12-02
個人と社会は対立するものではない
瞑想と自然 |
個人は集団、社会に対立してあるのではありません。なぜなら個人は社会だからです。社会とは、あなたと私とその他の人々との間の関係です。個人が無責任になるときにのみ、個人と社会との間の対立があるのです。ですから、私たちの問題はとてつもなく大きいのです。
【『瞑想と自然』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1993年)】